痒疹(ようしん)・かゆみ

痒疹(ようしん)とは?

痒疹は、虫刺されのようなポツポツとした皮膚の盛り上がりがいくつもできる皮膚の疾患です。一時的にあらわれすぐに治るものから、体中に広がり硬いイボのようになってしまうものまで、さまざまです。

どんな症状?

皮膚にポツポツとした赤い盛り上がりが散らばり、強いかゆみを伴います。すねのあたりやお腹まわりに限られるタイプから、体中に広がるタイプまでさまざまです。

ポツポツが1週間程度で治る急性のもののほか、何か月も治らず茶色の硬いイボになってしまう慢性のものもあります。

痒疹はなぜできるの?

はっきりとした原因はわかっていませんが、虫刺されがきっかけであったり、アトピー性皮膚炎をはじめとするアレルギーが関係していることもあります。まれに内服薬が原因となっていることもあります。長い間ひっかき続けてしまうことも一因としてあります。

どうやって治すの?

多くの場合ステロイド外用薬を使用し、かゆみには抗ヒスタミン薬が用いられます。体中にある場合は紫外線療法を行うことがあり、かゆみにも効果的です。イボがなかなか消えないときには液体窒素による冷凍凝固療法も行われます。そのほか、ビタミンD3軟膏が有効な場合もあります。特に紫外線療法や内服薬を併用します。

何もできていないのにかゆい・・・皮膚そう痒症

皮膚そう痒症とは、皮膚に何もできていないのにかゆみを感じる病気です。全身いたるところがかゆくなるものと、陰部など限られたところだけかゆくなるものとがあります。

皮膚そう痒症はどうしておこるの?

現在のところ、皮膚そう痒症でかゆみがおこるメカニズムは十分には解明されていません。肌の乾燥によるものであったり、腎臓や肝臓・胆道、糖尿病やホルモン異常、血液や内臓の悪性腫瘍、さらに内服薬が原因となっていることもあります。

蕁麻疹や湿疹のときのかゆみとは異なり、発作的にかゆみが襲ってくる、体の中からかゆみが湧いてくる、と感じる方も多いです。

皮膚そう痒症の治療法はあるの?

原因となっている病気がある場合には、その治療が必要です。

肌の乾燥が原因の場合も多いので、保湿薬をしっかりと塗るなどして対策します。

かゆみに対して抗ヒスタミン薬の効果も期待できますが、皮膚そう痒症のかゆみはヒスタミン以外の物質によっても生じていると考えられるため、完全にかゆみが止まらないこともあります。

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